2011年9月30日金曜日

横浜から始まる『共存』の手がかりを求めて

なか国際交流ラウンジでの外国人中学生の学習支援事業サポーターへのインタビューの様子

明治学院大学国際学部国際学科1年 小林 愛鐘 さん
(2011年8月~9月プログラムに参加) 

横浜から始まる『共存』の手がかりを求めて

 私は将来国際協力の分野に進むという目標の為に国際問題についての勉強はしてきたものの、横浜に在住する外国人の支援がどのように行われているかはよく知りませんでした。この研修を通して最も強く感じたことは自分の足元である横浜の国際化について知ることの重要性です。実際に様々な支援の現場を訪問する中で、世界に目を向ける前に日本でも異なる民族・宗教の人々がどのように共存していくかを考える必要のある時代なのだと実感しました。 
 
 私は研修のテーマとして「共存」ということを掲げ、特に社会的弱者の立場にある外国につながる子どもの学習支援のクラス見学と体験をさせていただきました。支援の現場は私が想像したよりずっと多くの市民ボランティアに支えられていました。そしてこのボランティアと外国人をつなぐパイプの役割を果たしているYOKE の活動からは大きな刺激を受け、有意義な時間を過ごせました。 
急に現れた私の名前を慣れない日本語で一生懸命ノートに書いて覚えようとしてくれた子ども達の姿が忘れられません。子ども達と関わる中で私もたくさんのものを得ました。この相互関係こそが「共存」ということなのでしょう。今回の研修をこれからにつなげていきます。