2014年9月30日火曜日

内なる国際化を肌で感じた100時間

鶴見国際交流ラウンジ 外国につながる子どもたちの夏休み宿題教室に


明治学院大学 国際学部国際学科1年 平出 佳琳さん
(2014年8月~9月プログラムに参加)
 
「内なる国際化を肌で感じた100時間」

 私がこのインターンシップに応募した動機は、横浜の国際交流・協力事業を知り、自分がどう関わっていけるかを考えたいと思ったからです。YOKEは横浜に住む外国人のサポートやボランティアの派遣を行って、日本人と外国人の交流する場を提供しています。

 私は、夏休みにYOKEの多文化共生事業として、中区・南区・鶴見区の3つの国際交流ラウンジで実施している「外国にルーツを持つ子ども達の学習支援教室」(区の業務委託事業)に参加し、実際にブラジル人の小学生の女の子に宿題を教えました。その他、国際機関の活動を高校生や大学生等を中心に広く市民に紹介する「夏休み!地球市民講座」(YOKE主催)や横浜の海外研修生と市民との交流事業「防災センターの見学」(JICA横浜委託事業 YOKEデスク実施)や、横浜市国際学生会館実施の「ネパール人留学生による文化講座」に参加しました。

 このような幅広い研修から横浜には多国籍の外国人が数多く暮らしていて、多様な形で日本人と交流していることを学びました。また、先述した「外国にルーツを持つ子ども達の学習支援教室」では、日本人の大学生がどのように関われるかを実際の研修やヒアリングから考え、提案することができました。

 研修の中で、多くの方と出会い、大学での授業では教わることのできない、「多文化共生事業の今」を間近で見させていただきました。この充実した研修は、YOKEの皆さんがインターン生の私を温かく迎えてくださったからです。今後は、このインターンシップの経験をさらに展開していけるように、今回の研修で得た気づきや発見を深めていきます。

 YOKEの皆さん、そして関わってくださった方々、大変お世話になりました。ありがとうございました。


2014年3月30日日曜日

外国につながる子ども達の居場所づくりへの支援

「外国人のためのおべんとう教室」(鶴見国際交流ラウンジ)でお手伝い(筆者:左手前)

フェリス女学院大学 国際交流学部・国際交流学科 房野 朱紗さん
 (2014年2月~3月プログラムに参加)


「外国につながる子ども達の居場所づくりへの支援」

私はもともと国際協力に関心があり、去年2013年の夏休みにケニアのNGOで1か月間インターンをしていました。その時、外国人として海外で生活することの生きにくさというものを感じ、日本では在住外国人の支援をどのように行っているのだろうと、YOKEの在住外国人支援に興味を持ったのがきっかけでこのプログラムに応募しました。
 100時間の研修では、私はとりわけ、外国につながる子どもたちへの支援に着目したいと考えていたので、「外国につながる子どもたちの学習支援教室」に参加させて頂いたり、外国籍の子どもたちが多く在籍する小学校を訪問し、国際教室やNPO法人による放課後の学習支援の教室を見学・体験させて頂きました。
 今回の研修を通して、外国につながる子どもたちはやはり、学習面や生活面等で、様々な問題を抱えていると感じました。しかしその問題の裏で、子どもたちを支えるために熱心なサポート活動をしているYOKE、学校、NPO、地域のボランティアの存在は非常に大きいと思います。何より、子どもたちにとって「自分らしく安心して過ごせる居場所」となるように、様々な工夫を行っている学習支援教室のコーディネーターの方々や、熱心に勉強を教えている地域のボランティアの方々。そういった方たちに子どもたちは支えられているのだと感じました。

私も、今回の研修で学んだことを生かしながら、今後も子ども一人ひとりに寄り添った活動を続けていきたいと考えています。本当にありがとうございました。

豊かな社会を育む多文化共生

「外国人のためのおべんとう教室」(鶴見国際交流ラウンジ)でお手伝い(筆者左手前)


横浜国立大学 教育人間科学部人間文化課程 神谷 結香さん 
(2014年2月~3月プログラムに参加)

「豊かな社会を育む多文化共生」 
 
 私は小学生のころから国際協力に関心があり、大学に入ったら国際協力を学び、海外で働きたいと思っていました。YOKEでの研修を希望したのは、横浜にある国際協力機関は何をやっているのか、実際に体験して学びたいと考えたからです。
 
 YOKEで研修させていただいた100時間は、多文化共生事業を中心に、YOKE事務所で行っているニューカマーのための日本語教室や、鶴見区・南区・中区の「国際交流ラウンジ」での日本語ボランティア研修講座や外国につながる子ども達の学習支援教室、また、公立小学校や中学校に設置されている「国際教室」を訪問し、体験・見学を通じ、担当スタッフや教員、ボランティアの方々に、広くヒアリング等を行いました。

 私の国際協力観は、大学での学びとケニアでのボランティア経験により変化していましたが、YOKEの研修を通して、それが確信に変わりました。

 横浜には本当にたくさんの外国人が住み、日本語や勉強の支援を必要としています。研修を通じて、彼らと関わっていくうちに、異文化や違った考え方に触れ、柔軟で多様な生き方や考え方を学ぶことが出来ました。日本語教室や学習支援をお手伝いすることによって、多様な価値観に触れることができるのです。このことは、これからさらに地域での定住化が進むと予想される外国人に対し、日本にいながら、身近に、背伸びをせず、相互にとっても利点のある国際協力なのではないかと思います。これからの日本を背負う大学生にも、もっとこの活動に参加してもらいたいと思いました。

 将来自分に何ができるかわかりませんが、常に自分のできることをやって、成長していきたいです。本当にありがとうございました。