2013年3月30日土曜日

「共生」の喜び、楽しさを発信する人を目指して

「YOKEニューカマーのための日本語教室」受付時の様子


フェリス女学院大学 国際交流学部 田所 亜莉奈さん 
(2013年2月~3月プログラムに参加)  

「共生」の喜び、楽しさを発信する人を目指して 

 大学の授業で「在住外国人」について学び、横浜には多くの外国人がいることを知りました。映画や書籍、ニュースなどで在住外国人の生活について学んだり、もし自分が国籍の異なる立場であったらと想像したりすることはできます。しかしもっと身近で実体験を通してこそ感じ、学べることがあるのではと思い、YOKE研修への参加を希望しました。
 
 主な事業体験として、中区・南区・鶴見区の小・中学校に設置されている「国際教室」と「国際交流ラウンジ」を訪れ、授業見学、教員・担当者へのヒアリング、外国籍生徒の学習支援の体験等を行いました。また、外国籍青年の人材育成に力を入れている「多文化まちづくり工房」(泉区)へのインタビューを企画し、実行しました。

 「多文化共生」と聞いて、研修前の私がイメージしていたのは「異文化理解」という一方通行の考えでした。「理解」することはもちろん大事ですが、それよりももっと重要なことがあることを学びました。それは、街づくりに外国人も参画することや、国籍と関係なく“一緒に”生きていくといった「共生」するということです。また、研修を終えた今、当初私がイメージしていた「偏見」や「孤独」といった子どもたちの心の問題というよりも、むしろ、楽しくいきいきと生きる子どもたちの笑顔が印象深く残っています。そしてそこには、学校やラウンジや地域の方々の沢山の支援や工夫された指導があるということを実感することができました。

 私は将来、中学校の教師になるという夢があります。研修を通して実感した「共生」の喜びや楽しさを、将来教師になった際に子どもたちに伝えていきたいと思います。
 この度の研修で得た貴重な学びや知識を、今後の生活に活かしていければと思います。
本当にどうもありがとうございました。

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