2018年10月3日水曜日

「言葉の壁を越えて」

國學院大學 人間開発学部3年 青木 貴明  

(2018年8月~9月プログラムに参加)

筆者:右側

「言葉の壁を越えて」

 私は、「夏休み地球市民講座」の運営補助と国際交流ラウンジで「外国につながる子どもたちの学習支援教室」のサポートに携わりました。私は最初外国人や外国につながる子どもに対してどのような支援ができるかを考えていましたが、彼らと実際に話し、一緒に活動をする中で、自分の捉え方の間違いに気付きました。彼ら一人一人に個性があり、それを尊重することは日本人に対するそれとなんら変わらないということです。年齢や国籍、文化や考え方の違いを超えて人として尊重できることがとても大切な姿勢だと改めて感じました。私はこの学びを自分の将来の夢である小学校教員になってから役立てたいと思います。これから先多くの外国人が日本に入ってくることが予想されます。小学校の現場から多文化共生を実現していくことで、彼らが社会の形成者になった時、「だれもが」「安心して」「豊かに」暮らせる社会が実現できると思います。

「心震わされた瞬間」

神奈川大学 工学部物質生命化学科1年 今野 あかね
(2018年8月~9月プログラムに参加)

筆者:左側

「心震わされた瞬間」

 実習を終えて一番心を動かされたと感じるのは、学習支援教室の子どもたちとの出会いです。自分の意図しない事情で日本に来ることになった子も多く、日本語の不自由さや文化、価値観の異なる場所での生活はとても厳しいものだと思い知らされました。一方で日々の努力を重ね、その厳しさを感じさせない子どもたちの明るい姿も見られました。
 そのような状況を考えてみたことも無かった自分の視野の狭さに気付くと共に、目の前の小さなことから取り組むことの大切さに改めて気付かされました。これからの大学生活では、継続して協力できる若い世代のサポーターを増やす活動をつくり、少しでも子どもたちの力になりたいと考えています。
※サポーター 国際交流ラウンジの学習支援教室で、子どもたちに勉強を教えてあげたり、一緒にするボランティア協力者