2016年3月30日水曜日

横浜の内なる国際化について学んだ100時間

外国につながる子どもたちの学習支援を体験
@みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ


フェリス女学院大学 文学部英語英米文学科 大川 紫苑 さん
 (2016年2月~3月プログラムに参加)   

横浜の内なる国際化について学んだ100時間

 私は今までの留学や埼玉親善大使としての活動経験から多文化交流の素晴らしさ、楽しさを学び、国際関係に関心を持つようになりました。将来、日本と海外を繋ぐ、日本の国際化を支える職に就きたいという新たな目標ができました。私のこれまでの国際化のイメージには、日本から世界に何かを発信していくというものが強くありました。しかし、日本国内での国際化という言葉を知り、自分の目標実現にとって、まずは自分の住んでいる国の国際化の現状を学ぶことが大切だと考えました。このことから、在日外国人と日本人との共生に向けて様々な取り組みを行っているYOKEでのインターンシッププログラムに応募しました。

 100時間のプログラム内容は主に3つあり、YOKE事業ヒアリング、現場活動への参加、YOKE事業等の運営補助でした。その中で私は、YOKEが運営している国際交流ラウンジを実際に訪れ、外国につながる子どもたちと交流できたことが強く印象に残っています。なぜなら、現場職員の方々にお話を伺い、外国にルーツを持つ中学生との勉強や会話を通して、日本語が難しく、学校の授業についていくのが大変な生徒たちの苦労や努力を直接知ることができたからです。また、そのような生徒たちを全力でサポートしている職員やサポーターの方々の熱心さ、素晴らしさを感じました。そして私は、このような日本国内の国際化事情やそれに対する取組をもっと多くの人に知ってもらうことが大切だと気づきました。困っている人がいること、また、在日外国人や外国にルーツを持つ子どもたちの未来の大きな可能性などをまず知ることが、理解と協力、心地よい多文化共生につながると考えます。これは、この研修に参加するまでは国内や横浜の国際化事情をよく知らなかった自分だからこその気づきだと思います。

 今回の研修で得た貴重な気づきや学びをこれからの自分の人生にうまく活かしていきたいです。今後ますます国際化する横浜や日本、そして世界の一員としての理解、自分にできることを考える良い機会となりました。このプログラムの一経験者として、YOKEでのすばらしい経験や取組、そして学生や一般の方、誰もが国際協力に貢献できるということを他の人に広めていけたらと思います。あなたもYOKEで価値のある経験をしませんか?

 最後になりますが、YOKEの皆様をはじめ、お世話になった方々に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました

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