2017年4月6日木曜日

「無知の知」

YOKE岡田理事長と山口さん
國學院大學 人間開発学部初等教育学科2年 山口 航(わたる)
(2017年2月~3月プログラムに参加)


「無知の地」


私は何も知らなかった。横浜に住む外国人の子どもたちの苦労なんて。
彼らを見ていると、どうしても応援してあげたくなるのである。
今回、研修をさせてもらったなかで、最も心に残っているのは国際交流ラウンジでの学習支援である。ラウンジに来るのは主に中国から出稼ぎにきた人たちの子どもであり、我々が望んで海外に留学するのとはわけが違う。希望して日本に来たわけではない子も多いと聞く。日本語もままならないなかで中国人学校ではなく公立中学校に編入し、日本語で授業を受ける。それは、私たちがどこかの少数民族の言葉で授業を受けるようなものなのだろう。
それでも子どもたちは懸命に頑張っている。必死で日本の学習言語を習得し、よい仕事に就くために努力していた。日本人は日本にいれば最低限の日本語は話せるようになり、最低限アルバイトぐらいはできるようになる。しかし、彼らは頑張らないとアルバイトもできないのだ。
私は横浜で小学校の教員を目指している。将来、そんな子どもたちの担任をすることもあるだろう。子どもたちを応援したくなる気持ちを大切に、私も教員を目指して彼らに負けないように努力していきたい。

みなみラウンジでの外国につながる子どもたちの学習支援教室」
で指導にあたる山口さん(写真:左)

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